コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887217485
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0040

内容説明

地球は太陽のまわりを回転している―。今では常識とされる太陽系の構造を理論立てたコペルニクスの天球回転論は、後に世界を大きく揺さぶることになる。しかし25歳の若き数学者レティクス(1514‐1574)と、コペルニクスが出会わなければ科学革命は起きえなかったかもしれない。では、レティクスとは、いかなる人物だったのか?これまで謎とされてきた「影の仕掛人」の正体を明らかにする。

目次

レティクスなくしてコペルニクスなし
庇護者と詩人
フラウエンブルクへの回り道
コペルニクスの略歴
レティクスが知ったこと
曙光
天地における神の幾何学
その後のコペルニクス主義者
ライプツィヒへようこそ
カルダーノに賭けて
邪念のようなもの
実りある労苦
遺留品
医学は幾何学にあらず
もうひとりのコペルニクス
レティクスを救え
三角形、星辰
事物の甘美さ
書簡・資料

著者等紹介

ダニエルソン,デニス[ダニエルソン,デニス][Danielson,Dennis]
カナダ南西部の美しい海洋に囲まれたバンクーバー島で、鳥や魚に親しみ育つ。現在、ブリティッシュ・コロンビア大学の英語学教授。アドラープラネタリウム・天文学博物館(シカゴ)の天文学史委員会と米国天文学会(天文学史部門)のメンバー

田中靖夫[タナカヤスオ]
1981年、東京大学薬学系大学院・生命薬学修士課程修了。製薬業界での勤務を経て、経営コンサルタント会社で製薬/バイオ産業分野における事業・研究開発戦略の立案/実施支援を担当。現在、フリーの経営アドバイザー/翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Jurisa_kt

1
とにかく人の名前が沢山出てきて、人間関係を理解するのが大変でした。読みにくさはありましたが、宗教問題が激しい時代に、ある意味異端だったレティクスがリアルな人間として感じられました。二千年近く信じられてきた説を覆すのは並大抵なことではないのに、自分の信じたコペルニクス論を世に出すために生きたレティクスという人が、もう少し世の中で知られていてもよいのではと思いました。2015/06/20

roxy001960

0
確かに冗長ですね。研究者の論文としてはよいのかもしれません。ちょうど、望遠鏡400年物語を読んだ後だったので、16世紀以降の天文学者のつながりや発展を理解する一助にはなりました。2009/09/03

mikage

0
邦題に凄いそそられた。キャッチ凄い。が、読んでみると伝記。しかも冗長。読むのに下地が要ります。もう少し中身も翻訳うまいといいと思いつつ読了。2009/08/02

ken7ito

0
ちょっと冗長2008/12/21

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