目次
この映画を視ているのは誰か?
第一部 映画幽霊論
Ghost in the Machine――アピチャッポン・ウィーラセタクン論
Beautiful Dreamer――アピチャッポン・ウィーラセタクン論2
視えないものと視えるもの――黒沢清論
視えるものと視えないもの――諏訪敦彦論
「ホラー映画」の内と外
第二部 現代映画の諸問題
救い主が嗤われるまで――ラース・フォン・トリアー論
ファンタスティック Mr.アンダーソンの後悔と正義――ウェス・アンダーソン論
からっぽの世界――ポール・トーマス・アンダーソン論
慎ましき「反知性主義」――ジム・ジャームッシュ論
第三部 カメラと視線の問題
反復と差異、或いはホン・サンスのマルチバース
FOR YOUR EYES ONLY――映画作家としてのアラン・ロブ=グリエ
彼女は(彼は)何を見ているのか――濱口竜介論
向こう側への旅――鈴木卓爾論
シネマの倒錯的(再)創造――七里圭論
なぜ私は『わたしたちの家』を自ら配給しようと思ったか?――清原惟論
不可視の怪物(リヴァイアサン)/二つの「コクピット」/第三の眼
孤絶の風景――沖島勲論
あとがき