... シェリング自然哲学の成立」については同題の拙稿「理想」 674 号、特集シェリング没後 150 年、 2005 年 3 月)参照。 10.第 1 節は次の定義である。「私が「理性」と呼ぶのは絶対理性、言い換えると、主客総無差別と考えられるかぎりの理性である ...

... シェリングは医学研修のためバンベルクへ出発、四日あとカロリーネは娘のアウグステとバンベルクへ行く。医師の診断のあと温泉地ボクレットへ移る。七月十二日アウグステが急逝、シュレーゲル兄は急行、のち夫妻とシェリングとは秋までバンベルクに留まる ...

「かつて人間は自然の友、息子だった。」「自然は見える精神であり、精神は見えない自然であろう。」―人間と自然の根源的一体性を説くシェリングの自然哲学は魅力に富んだ ...

... シェリング哲学を評します。ヘーゲルはシェリングの斡旋によって就職しましたが、その後はシェリング哲学を批判するようになります。ヘーゲルによるシェリング批判ヘーゲル(一七七〇~一八三一年)は、ヴュルテンブルグ公国の首都シュトゥットガルトに ...

なぜそもそもあるものが存在し、なぜ無は存在しないのか。スピノザでもカントでもなく、フィヒテでもヘーゲルでもない。シェリングにおける自由、哲学することの本質、その ...

... シェリングの牛耳を執つてゐた青年の團と接觸した。彼は同窓間に勉強家と認められたが、別に秀でたりとは認められなかった。彼は五歳年下のシェリングの門下として共の下に働いた。彼はシェリングと共に哲學雑誌を創刊し、シェリングの哲學を辯護する種々 ...