... マーチ=サイモンの著作が扱われている。筆者によれば,「ディモックは Administration への最も重要な貢献は近代生物学である」(論文, 413 頁)としているとし,組織体の成長と衰退,有機体とその環境との相互関係,文化環境と個人,バランス,適応,調整,統合等 ...

... マーチ・サイモンは,バーナードの組織均衡論を組織参加者の参加への意思決定面に限って理解している。しかし,マーチ・サイモンの動機誘導論全体が本来,バーナードの組織均衡論の領域の内に含まれるべきものである。さらにバーナードの組織均衡論は,その ...

... マーチサイモンの組織の定義を引用しているマーチ・サイモンによると,「組織とは,組織における参加者とよばれる人びとの相互に関連づけられた社会的行動のシステムである」( An organization is a system of interrelated social behaviors of a number ...

... サイモンの場合には,この対外均衡の側面は,「組織均衡」の二つの柱の一つとして位置づけられおらず,「組織均衡」の問題が内部均衡の問題に矮小化されている。以上のようなサイモンの「組織均衡」から,マーチ=サイモンになると,さらにこの方向での理論の ...

... ) 22 ~ 23 ページ。 22 ドーア( 2001 ) 25 ページ。 23 バーナード、山本安次郎ほか訳( 1968 )、 78 ページ。 24 H.A.Simon ( 1997 )。 25 マーチ、サイモン( 1977 ) 263 ~ 285 ページ。 これらアメリカでの組織観の変遷は、 71 つといえる。

4 では、マーチ=サイモンの「組織均衡論」は、いかなる内容をもつものであろうか。マーチ=サイモンによれば、「組織均衡」とは、組織がその参加者に対して、かれらが継続して組織に参加するよう適切なペイメントを与えることに成功している状態を意味する ...

... マーチ=サイモンのコンフリクト理論 3.マーチ=サイモン理論の検討. 4.コンフリクトと組織の意思決定についての若干の提言 5.むすび 1.はじめに組織におけるコンフリクトの発生は,組織システムの不均衡をあらわすものであり、組織はそれを解決するための ...

... マーチとハーバート・A・サイモンが 1958 年に出版した現代の組織論の金字塔となった名著『オーガニゼーションズ』7)で提案された組織の意思決定論にたどり着きます。マーチとサイモンは、企業における行動原理について、「探索(Search)」という概念を ...

... サイモン( H. A. Simon )によって「客観的合理性」と呼ばれ, J. G.マーチ= H. A.サイモン( J. G. March and H. A. Simon )によって「古典的な『経済人』のもつ合理性」と呼ばれるアプローチと対照されるものであろう。( 11 )サイモンによれば,「客観的 ...

... マーチ=サイモンは、まず従業員の参加意思決定の程度を測る基準として、離職率(労働移動率)をとります。そして、この離職率 ... マーチ=サイモンは、「組織均衡」理論のフレームワークを、当初から「対外均衡」の側面を排除した、もっぱら「参加 ...