これらの八重山古謡語に用いられている歌謡語について考察するのが本稿の目的である。八重山古謡語( 6 )北琉球方言に対する ... 古謡となっている。

... 八重山古謡の音楽様式に言及する。なかでも西洋の民謡と八重山古謡との共通点を見いだそうとする長包の意識が強く感じられる。長包の考察では、八重山以外の沖縄の民謡は比較の対象とされていない。さらにいえば八重山には古謡だけでなく、沖縄 4 八重山古謡 ...

... 八重山ユンタ集=沖縄古謡=』(昭和四十五年音楽之友社刊)。( 10 )我那覇孫著『八重山歌節組』(明治三十二年)。真境名安興筆写「八重島歌寄」(明治四十年)。佐久間長史「八重山歌組」(大正九年)。大浜安伴『八重山古典民謡工工四』(昭和五十一年刊)。同工工 ...

... 八重山の古謡が入らなかった無念さを晴らすべく、自分の一生をかけて島の古謡を収集したのだという翁の直話を、ほのぼのと思いおこしつつ、あらためて、「八重山古謡の父」喜舎場永瑜翁の、すがすがしくも偉大な業績を讃えたいと思う。ゆずり葉の落葉が ...

... 八重山諸島の民謡」の歌詞表記には後の『八重山語彙』(一九三〇年)に採用される仮名表記が生み出される前段の苦心が看て取れる。『八重山古謡』第一・二輯にもこれはみられ、後に『八重山語彙」の表記となっていく。喜舎場永珣も「八重山語彙」の表記の ...