第7次. 鹿野政直『近代日本の民間学』(岩波新書、一九八三年)は多くのことを考えさせてくれる触発力をもっています。また ... 学』を読んで民間学の意味するもの資料・再録.

... 民間学の芽となるような試みがなされるようになり、一九一〇年頃から民間学の 代は市民・民衆の主体性を伴わない 27 3 近代的な制度や知の問題性 その場合、わたくしは、柳田国男の民俗学をはじめ、伊波普猷の沖縄学、折口信夫の ... 民間から近代日本の民間学.

... 近代日本の民間学は、抵抗と同化のそういう微妙さを示した。いいかえれば、民衆生活に根をおろしたつよさを発揮するとともに、「国体」観念への傾斜というあやうさから免れえなかった」とした。こうしてみると、「かつての民間学がもったあやうさ」から ...

... 近代日本の民間学(Social Science in Modern Japan). Tokyo: Iwanami Shoten. Katō Hiroyuki 加藤弘之 1887. 'Kokkagaku no isshin 国家学ノ一新(Renovating State Studies).' Kokkagakkai zasshi 国家学会雑誌(Annals of the Association of Political ...

... 学や今和次郎の考現学とともに、鹿野が「民間学」として抽出した対象であった。その意味で、戦前の教育科学運動は、「民間学」と教育運動の一大交流舞台であったといいうる。 ( 356 )鹿野政直「近代日本の民間 426 第四章教学刷新と「知」の再編成.

日本の近代を裂く 鹿野政直. 意味では、ひろがりはじめていた民間学の根を弱らせ、少なくとも貶める結果を招いた。*詳しくは、民間学を主題として書いた『近代日本の民間学』(岩波新書、一九八三年)を参照。とはいえ近代において民間学は立ち枯れてしまっ ...

... 民間学事典』三省堂、一九九七年)。( 20 )鹿野政直『近代日本の民間学』(岩波新書、一九八三年)。 ( 34 )前掲『近代日本の民間学. ( 1 )鈴木良「遠山史学に学ぶもの歴史教育論について」(『歴史評論』第五一九号、一九九三年七月)、三八頁。ここでの鈴木の ...

... 日本の近代において、学問と教育および指導層を供給する面で屹立する存在であったことを、まずものがたる。とともに、価値の ... 学つまり民間学に落ちつくのではあるまいか。近世後期は、日本の文化史上、地方文化の時代といえる趨勢を示したが、その地方 ...