Image collection精神史発掘<br> ラフカディオ・ハーンの耳

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ラフカディオ・ハーンの耳

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000037228
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0310

出版社内容情報

小泉八雲の旅を追って,近代日本が捨て去った物語の調べを再生する.「耳なし芳一」が耳を傾けたのは,他界へのチャンネルをもつ民衆の音楽だった.琵琶法師,大黒舞,門づけ…….

内容説明

松江、熊本、神戸―。小泉八雲の旅を追って、近代日本が捨て去った物語の調べを再生する。「耳なし芳一」が耳を傾けたのは、他界へのチャンネルをもつ民衆の音楽だった。琵琶法師、大黒舞、門づけ…。

目次

序・文字の王国
大黒舞
ざわめく本妙寺
門づけ体験
ハーメルンの笛吹き
耳なし芳一考

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rieko Ito

2
ラフカディオ・ハーンに関する、エッセーと論文の中間のような論考が何本か載っている地味な書籍。「耳なし芳一」における、聴覚だけで周囲を感知する盲目の芳一が耳を失う怖さと、それを見る平家の侍の視覚とが、物語をとびきりの造形芸術にした、という論が興味深い。松江の被差別部落で観た「大黒舞」が、その感動にもかかわらず自らの文芸に直接生かすことはできなかったが、教育が文化に与える功罪に関する後年の見識につながったという話も面白い。2022/08/10

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