文の骨格

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000067164
  • NDC分類 815
  • Cコード C3381

出版社内容情報

単語とは何で,語義と文法機能がどう関係するのかを検討し,文の核となる述語成分と補足成分との関係を捉える格の概念と,受動態などのヴォイス的現象について解説する.そして,骨格の内容を広げる副詞的表現について述べる.

内容説明

文の組み立てを捉える前提として、まず単語とはどういう存在であり、単語の語義と文法機能がどう関係するのか検討する。そして、文の中核となる、名詞句の述語に対する関係を捉える格の概念と、受動態などのヴォイスの現象について解説する。そのうえで、これら文の骨格に修飾を加え、内容を豊かにしていく副詞的表現について述べる。

目次

1 単語と単語の類別(日本語文法研究史の中での単語;単語を求めて;語形形成 ほか)
2 格(格の概念;文の構造のモデル;日本語の格の体系 ほか)
3 ヴォイス(ヴォイスの形態的・構造的側面;ヴォイスの意味的側面;主語と態対立の分布 ほか)
4 副詞的修飾の諸相(副詞の意味的分類;情態修飾関係の分類;結果の修飾関係 ほか)

著者等紹介

矢沢真人[ヤザワマサト]
筑波大学文芸・言語学系
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

susu

1
文法史がざっとではありますが、きれいにまとめられていて、勉強になりました。「てにをは」は単語の一つとして認めないのは意外でした(確かに微妙なところですが)。名詞のもつ内在的意味特徴が、名詞の格の意味役割に関与しているというのは、言われてみれば当たり前ですが、なかなか気づけませんでした。格形式や意味、機能を区別するということは、角田先生の著書にもありました。2013/12/17

なつき

0
『日本語の文法1 文の骨格』読了。国語学の概論にふれる機会があり、とくに文法についてもっと詳しく知りたくて手に取った。日本語の文法史からはじまり、単語、格、ヴォイス、副詞、などについてまとめられている。日本語を体系的に学ぶのははじめての私にとってもわかりやすかった。例文が豊富。2016/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1141669
  • ご注意事項

最近チェックした商品