出版社内容情報
構図の均衡,形体の幾何学的な完全性,冷たい感情表現などにより時代を越えて人々を魅了してやまない15世紀イタリアの画家・数学者ピエロの生涯と作品をあますところなく紹介する.
内容説明
近年発見された資料にもとづくピエロのまとまった評伝。
目次
1 ピエトロ・ダ・ボルゴ―画家とその都市
2 場所、パトロン、肖像―1450年前後のピエロへの注文
3 表面と細部―ピエロによる絵画表面の処理
4 叙事詩としての壁画―アレッツォの『聖十字架伝説』
5 理想の女性―マグダラのマリアと聖母マリア
6 数と形―数学者としてのピエロ
7 法廷と宮廷―サンセポルクロとウルビーノにおける後期作品
8 最後の謎―ピエロの晩年の作品
著者等紹介
レーヴィン,マリリン・アロンバーグ[レーヴィン,マリリンアロンバーグ][Lavin,Marilyn Aronberg]
プリンストン大学講師。イタリア初期ルネサンス美術史専攻。コンピュータによる芸術家のデータベース「ピエロ・プロジェクト」を統括
諸川春樹[モロカワハルキ]
1953年東京都生まれ。東京大学卒。同大学院博士課程満期退学。多摩美術大学教授。イタリア・ルネサンス美術史専攻
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