出版社内容情報
小社は，志賀文学の全貌を提供すべく，過去2度にわたり新書判と菊判の全集を刊行しました．このたび今日の読者の期待に応えうるように表記を新字体に改め，読みにくい漢字にルビをふり，編年体を採用して創作と随筆を同一巻に収め，日記には事項・人名注を付し，全巻を網羅する人名索引をつけるなど面目を一新しました．
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
You
3
「転生」のみ読了。オチがいまいちピンとこなかったけど（「昔の人の笑いのツボ？知性のツボ？は今とちょっと違うんやなあ」程度にとらえてた）、発表背景を知るとこれは見事なジョークだと感心した。2022/04/05
ミカド
1
大正末期の作品群。私小説を中心に据えながら、寓話的な「転生」がなかなか楽しめます。とかく堅物にとらえられがちな作家ですが、こういったユーモアのあるものも楽しめるのが全集の醍醐味といったところかもしれません。2012/05/02
