出版社内容情報
「世をあげし思想の中にまもり来て今こそ戦争を憎む心よ」-敗戦直後の混迷期,戦後派歌人の旗手として鮮烈な登場をとげた近藤芳美.現実社会に対する鋭い眼差しと,清新な抒情性をかねそなえたその歌は,歌壇内に止まらず大きな影響を与えてきた.今なお第一線で活躍する著者の,全短歌作品と評論・随筆の代表作を編む.
内容説明
『青春の碑・第一部』『青春の碑・第二部』は共に1964年4月、垂水書房により刊行された。それより先、雑誌「短歌研究」に、1957年から59年にかけて「或る青春と歌」として連載した文、並びに、60年から62年にかけて、「青春の碑」ないし「夏草」の題名で書き続けた文章をそれぞれに併せ、一冊としたものである。
目次
青春の碑・第一部(稚ないポプラ並木;古城をめぐる街;霧と松虫草;海の堤防;初夏の夜の歌 ほか)
青春の碑・第二部(葦の芽;翁草;鶴の影;うすゆき草;結氷期 ほか)
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