出版社内容情報
独自の宇宙的感覚と多彩な技巧によって,存在の愛しさをうたいつづけた草野心平(一九〇三‐八八)は,知と情が渾然と交じりあう希有の詩人として,日本の近代詩史上,大きな位置を占めている.蛙の詩人として出発したデビュー作『第百階級』から『定本蛙』『絶景』『マンモスの牙』等をへて晩年の年次詩集に至る全詩集より傑作を精選.
内容説明
独特の宇宙的感覚と多彩な技巧によって、存在の愛(かな)しさをうたいつづけた草野心平は、知と情が渾然とまじりあう希有の詩人として、日本の近代詩史上、大きな位置を占めている。デビュー作から晩年の年次詩集に至る全詩集より傑作を精選。
目次
『第百階級』(全)
『定本蛙』抄
『第四の蛙』抄
『明日は天気だ』抄
『母岩』抄
『絶景』抄
『大白道』抄
『日本砂漠』抄
『牡丹圏』抄
『天』抄〔ほか〕