出版社内容情報
いま広範な学問・芸術領域から熱い視線を浴びている「記号論」.それは言語や文化の理解にどのような変革を迫っているのか――.ことわざや広告,ナンセンス詩など身近な日本語の表現を引きながらコミュニケーションのしくみに新しい光をあて,記号論の基本的な考え方を述べる.分かりやすくしかも知的興奮に満ちた,万人のための入門書.
内容説明
いま広範な学問・芸術領域から熱い視線を浴びている「記号論」。それは言語や文化の理解にどのような変革を迫っているのか―。ことわざや広告、ナンセンス詩など身近な日本語の表現を引きながらコミュニケーションのしくみに新しい光をあて、記号論の基本的な考え方を述べる。分かりやすくしかも知的興奮に満ちた、万人のための入門書。
目次
1 ことば再発見―言語から記号へ(記号とは、符号とは?;「言語創造」 ほか)
2 伝えるコミュニケーションと読みとるコミュニケーション―伝達をめぐって(コミュニケーション;伝達の仕組み ほか)
3 創る意味と創られる意味―意味作用をめぐって(記号と意味作用;分節と意味作用 ほか)
4 記号論の拡がり―文化の解読のために(記号の「美的機能」から芸術記号論・詩学へ;文化記号論へ向けて)
著者等紹介
池上嘉彦[イケガミヨシヒコ]
1934年京都市に生まれる。1961年東京大学大学院博士課程修了。専攻は言語学、英語学。現在、東京大学名誉教授、昭和女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。