岩波新書<br> 干支(エト)セトラ、etc.

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岩波新書
干支(エト)セトラ、etc.

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004302544
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

澁澤龍彦の辰から,人間の最良の友であるイヌの素顔,そしてヒトまで.古今東西の書物に描かれた実在および空想上の,十二支をはじめとする様々な動物を登場させながら,世界各地でのフィールドワークや東京の日常のなかの思いがけない遭遇・交流を,虫とファーブルの研究でも名高い仏文学者がウィットに富んだ流麗な文章で語る.

内容説明

人間の最良の友であるイヌの素顔、都会のネズミとの戦い、そして龍、猫、鰺、鶯、人…。古今東西の建物に描かれた実在および空想上の、十二支をはじめとする様々な動物を登場させながら、世界各地や東京の日常のなかの思いがけない遭遇、交流を、昆虫学とファーブルの紹介でも知られる仏文学者が、ウィットに富んだ流麗な文章で語る。痛快エッセイ。

目次












卯〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともゑ

4
干支に関する文化等の考察や豆知識的な本だと思って読み始めたらそうではなかった。思ってたのとは違ったがこれはこれで楽しく読めた。動物を主題にして書かれたエッセイをまとめたもの。タイトル通りの干支についての話は前半で終わり、後半は猫や金魚等その他の話になる。日常生活や思い出の話も多いがフランス文学者であるなどの経歴の著者らしく言葉などの由来や関連する文学作品などの話も多彩に出てきて読みながら「へぇ!」の連発だった。2021/07/12

Takao

3
1992年11月20日発行(1993年1月18日、第3刷)。著者は東大大学院仏文出身の埼玉大学教授(当時)。本書を求めたのは、30年ほど前、「干支」に関する雑学でも仕入れようと思ったのだろうか。通読したのは今回が初めてで、内容は干支とエトセトラ(象、猫、河豚、鯵、…驢馬、狼、人)にまつわるエッセー。干支に関する蘊蓄を求めた私の期待とはちょっと違っていたが、それでも、日本昆虫協会会長を務める著者の昆虫に関する話題やフランス文学やギリシャ神話などにまつわる話題もあり、楽しく読むことができた。2021/11/03

於千代

0
動物に関するエッセイ集。干支となっているが、象や猫、河豚や金魚、はては一角獣や四不象までさまざま扱っている。お茶でも啜りながらのんびり読みたい一冊。2014/10/07

編集兼発行人

0
干支をはじめ動物に纏わる雑考を並べた短文集。移動の手段や戦闘の道具として憧憬される馬との一体化に対する願望が嵩じた果てに生じた畸形ケンタウロスと其の実現性を予感するバイオテクノロジー。羊の存在が欠如するという視点で眺める日本の文化。山羊の家畜化が長期的に齎した砂漠化。英国にて産業革命が著しく変化させた肉牛種と其の調理法。強者でいる間は悪魔の如く仕立てられ希少化が進行すれば保護の対象として掌を返される存在として象徴される狼。天敵を自力で滅ぼす人間。等々といった眼差しで人類が中心の生態系を嘆息し警鐘を鳴らす。2014/02/09

もじゃ

0
項目によって分量に差があるのがなんだか面白い2013/04/06

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