出版社内容情報
豊かな臨床経験に立脚した示唆にとむ分析と提言で知られる著者が,家族のこと,青春の屈折,修業時代の逸話など自らの半生を語る.上巻は幼少期から臨床心理学に目覚めるまで.下巻は米国・スイス留学をへて分析家の資格を得るまで.
内容説明
豊かな臨床経験に立脚して、人の生き方や社会について鮮やかな分析と提言を行うことで知られる著者が、家族のこと、戦争への感性と抵抗、文学や哲学とのかかわり、青春の夢と屈折、修業時代の逸話などをまじえ、みずからの半生を語る。上巻は幼少期から心理学に目覚めるまで。
目次
1 家族のなかで―丹波篠山の思い出
2 自由と混迷―教師に、そして心理学への開眼
3 人間の深層へ―臨床心理学への傾倒
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県に生まれる。1952年京都大学理学部卒業。1965年ユング研究所(スイス)よりユング派分析家の資格を取得。専攻は臨床心理学。現在、国際日本文化研究センター所長、京都大学名誉教授
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