岩波新書<br> シェイクスピアを観る

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岩波新書
シェイクスピアを観る

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307549
  • NDC分類 932
  • Cコード C0274

出版社内容情報

手だれの演出家や映画監督,さらには役者をも挑発してやまないシェイクスピア劇の世界.古今の名舞台,名場面からエリザベス朝演劇事情までを語りつくし,シェイクスピアの「新しさ」の秘密に迫る.

内容説明

祝祭のはじける『十二夜』、さまざまに変貌する『ハムレット』…気鋭の演出家や手だれの映画監督、さらには優れた役者を挑発してやまないシェイクスピア劇の世界を案内する。著者は、シェイクスピア学者にして芝居の見巧者。古今の名舞台、名場面からエリザベス朝演劇事情までを語りつくし、シェイクスピアの「新しさ」の秘密に迫る。

目次

第1章 それは『十二夜』ではじまった―日本のシェイクスピア(シェイクスピア・ブーム;俳優座劇場の『十二夜』 ほか)
第2章 ハムレットはテキストと対決する―イギリスのシェイクスピア(三波春夫の『ハムレット』;『ハムレット』海を渡る ほか)
第3章 『冬の夜ばなし』は腕に覚えの演出家を魅惑する―シェイクスピアという劇作家(一)(エリック・ロメールの『冬物語』;シェイクスピアの『冬の夜ばなし』 ほか)
第4章 映画の中の三人のヘンリー五世―シェイクスピアという劇作家(二)(シェイクスピアの出発;ロンドンの劇場街 ほか)

著者等紹介

大場建治[オオバケンジ]
1931年新潟県に生まれる。1960年明治学院大学大学院修了、同大学文学部教授、学長をへて、現在、同大学名誉教授・演劇評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

viola

13
喜劇は『十二夜』、悲劇は『ハムレット』、ロマンス劇は『冬の夜ばなし』、歴史劇は『ヘンリー五世』・・・と、興味深いセレクト。敢えて『冬物語』ではなくこの訳なのが、何故なのかも記してありました。響きはあまり好きではないけど、確かにこの訳のほうがいいのかも・・・。エリック・ロメールの映画『冬物語』が観たい!ケネス・ブラナーの『ヘンリー五世』がやっぱり観たい!だけれど、どちらもレンタル化してないのですよね・・↓ 似たり寄ったりのシェイクスピア関連書ではなく、あまりこういう本ってない気がするので新鮮で◎2011/04/16

青縁眼鏡

4
シェイクスピアが執筆した戯曲を俯瞰的にみて解説している。全体の関係や位置づけがよくわかる。2021/08/28

Kanae

4
舞台で演じられるシェイクスピアを観たことがないので、観る前にこういった読んでおこうと思い読書。劇や映画で演じられた過去のシェイクスピアを本書の中で追い、『十二夜』に強く興味が惹かれた。初めて観るシェイクスピアはこれにしようと思う。2013/04/17

1
著者の見識の深さに驚かされる。読む方、つまり「テキスト」の分析だけではなくあくまで「芝居、舞台としての」観るためのシェイクスピアを中心に幅広く考察分析がなされている。シェイクスピアの上演遍歴を通して近現代の演劇の潮流、各時代の名優について知ることもでき、面白かった。2013/01/22

まりりん

1
シェイクスピアの劇を観たくなりました。 悲劇イメージしかなかったけど、意外とおもしろいんだ!と、思いました。2010/03/06

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