出版社内容情報
マラソン中継で,車椅子ランナーの力強さに驚いたことはないだろうか.もともとはリハビリから始まり,今やパラリンピックから健康維持・生きがいまで,多彩な顔をもつ障害者のスポーツ.その世界を豊富な指導経験から紹介する.
内容説明
マラソン中継で、車椅子を腕でこぐランナーの力強さに驚いたことはないだろうか。もともとリハビリテーションとして始まった障害者のスポーツは、いまやパラリンピックに代表される競技スポーツから、健康維持・生きがいのための生涯スポーツまで多彩な側面をもっている。その魅力から社会的課題まで、指導者歴三〇年の著者が紹介する。
目次
1 障害者のスポーツを見てみよう
2 障害とは何なのか
3 なぜスポーツをするのか―障害者とリハビリテーション
4 心の葛藤を乗り越えて…
5 障害者のスポーツの歴史
6 身近な生涯スポーツとして
7 パラリンピックとは?
8 ノーマライゼーション社会をめざして
著者等紹介
高橋明[タカハシアキラ]
1951年大阪市生まれ。74年大阪体育大学卒業後、(社福)大阪市障害者福祉・スポーツ協会に入職。長居障害者スポーツセンター、舞洲障害者スポーツセンター勤務を経て、現在、スポーツ振興部スポーツ課長。大阪体育大学、大阪府立看護大学非常勤講師。1998年長野、2000年シドニーのパラリンピックにおいてNHKテレビの開・閉会式の解説者を務める。車椅子バスケットボール全日本チーム総監督
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naohumi
1
スポーツが障害者に限らず、普遍的に人そのものに与える好影響について論じた本だと思う。2014/01/26
ソフトバンク
0
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-11252008149.html2011/11/14
矢場町
0
半身麻痺の人とエスカレーターについて言及したところにハッとさせられた。日常生活では配慮が足りない場面が多々あると思った。また、東京パラリンピックが楽しみになった。2016/09/04
chietaro
0
リオのパラリンピック前に読むことができて良かったです。入門書という感じがしました。スポーツという広い視点やノーマライゼーションの考えも確認できました。2016/08/14
nita
0
ソチパラリンピックのチェアスキーがすごかった!本で紹介してるグットマン博士の「失った機能を数えるな、残った機能を最大限に活かせ」という言葉が心に残りました2014/07/14