角川選書
やきものの見方

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033672
  • NDC分類 751.1
  • Cコード C0372

内容説明

縄文土器から現代陶芸まで、さまざまなやきものを生み出してきた日本。多用な造形意匠をまとってきたこれらのやきものは、独特の感性に裏付けられた美意識に貫かれている。その文様・形・彩色などの即物的な意匠には、理想郷への憧れや、唐様や和様の時流、飾りと見立ての志向などが映し出され、うつわの魅力をなしてきた。こうした美の脈絡を文様の観点から文化史的に解明し、やきもの鑑賞の新たな視点を提示する。

目次

第1章 うつわを飾った花や鳥
第2章 美しき釉の流れ
第3章 やきもの革命―桃山時代の陶器
第4章 大皿の時代―宴を飾ったうつわ
第5章 絵画となったやきもの―古九谷
第6章 和様意匠の確立―伊万里磁器の洗練
第7章 京焼の雅―仁清と乾山
第8章 鑑賞陶磁の成立―近現代陶芸

著者等紹介

荒川正明[アラカワマサアキ]
1961年、茨城県水戸市出身。学習院大学文学部哲学科美術史専攻卒業。同大学院人文科学専攻博士前期課程修了。専門は日本陶磁史。出光美術館主任学芸員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒロセ

1
私事ですが最近、美術史の中でも「工芸」の分野にも関心がでてきて、色々勉強中なのです。そんな素人の私には少し学術的過ぎでしたが;やきもの研究の様々な側面を垣間見れた気がします。日本ほどやきものが豊かな国は無いと思うので、通り一遍の知識は持ち合わせておきたいですよね。人間の基本的な営みである「食」にも、とても密接に繋がっていますし。こういった文化も若い頃から大切にしていきたいと思います。2010/11/20

misui

0
王朝美の重要性、寛文に確立されたスタイルなど、とても勉強になった。「真行草」の見方は焼き物にとどまらず活用していきたい。2009/08/25

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