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内容説明
タイムマシンは可能か?ミンコフスキーは言った、「もしかしたら…」。相対論によれば、猛スピードで運動すると時計が遅れ、やがて光速に達すると時間がたたなくなる(永遠に現在!)。そして光の速度を超えると、その乗り物もしくは情報は過去へ向かう。そこで、超光速粒子タキオンを使って過去へ指令を送るというのが従来のタイムマシンの一つだった。しかしどうもタキオンは存在しないらしい。ということで今注目されるのが、宇宙の虫くい穴(ワームホール)や量子結合を使った方法だ。
目次
とんでもない速さ!
タイムトラベルは可能か?ミンコフスキーは「もしかしたら…」と言う
アインシュタインの壁をとりはらう
上空大気の超光速の波
謎の時間の矢
曲がった時空の近道をゆく
時の流れを変える型破りな連中
量子結合こそ本命か
キミも挑戦しないか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レコバ
2
ここで言うタイムマシンは未来からの情報を受信出来る装置を含んでいる。その為タイムマシンが発明された未来から現在に来る時間旅行者の不在を矛盾無く説明できるという話。2014/06/07
Kyo Rf.
1
多分、これと「未来からのホットライン」がごっちゃになってることにした!
けん
1
1989年12月20日発行。タイムマシンは難しい。2015/09/29
Nobuya
1
結局のところ、現時点ではどれも可能性でしかないが、それでも、理論的には矛盾無くタイムマシンは可能ということみたいだ。いずれにしても、こんなにも発展しているように見える人類が、未だに自分らのいる世界のことすらよくわかっていないことがとても面白く感じる。2013/10/22
karatte
0
読了日不明。手許にあるものと表紙絵が違うのは、こっちが旧版だからだろうか。相対性理論と量子論を両軸に、時間論・因果論の抜け穴を模索する入門書。様々な宇宙モデルの図形が、読み手の想像力を否応なく喚起する。