講談社現代新書<br> コナン・ドイル―ホームズ・SF・心霊主義

講談社現代新書
コナン・ドイル―ホームズ・SF・心霊主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 212,/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061490611
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0295

内容説明

ロンドン・ハーレー街の眼科医にして名探偵ホームズの生みの親。大英帝国の愛国主義者にして霊魂不滅を説く心霊主義者。アイルランドの血を引くヴィクトリア人コナン・ドイルは生涯に二人の妻と十にものぼる顔を持つ。物語ることによって時代の激動を生きた「偉大な好奇心」に迫る。

目次

序 コナン・ドイルの相貌
1 妖精舞うアイルランド
2 思いは高く、暮らしは低く
3 シャーロック・ホームズの生と死そして復活
4 ヴィクトリア時代の愛と恋
5 ドイル流「正義」観
6 『失われた世界』のイマジネーション
7 不確実性の時代のはじまり
8 魂は「次なる世界」に
9 ドイルと日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

86
「シャーロックホームズの履歴書」の続編。アイルランドにおけるケルト人とその後来たノルマン人との関係、イギリス王室など、背景情報は豊富。母と父の生い立ち。エジンバラ大学当時のベル教授が、シャーロックホームズのモデルとのこと。オスカーワイルドと一緒に招かれたこと。妻ルイーズの療養でスイスへ。ドイルの考え方などの変遷も記述。2012/10/13

マーブル

7
ホームズの生みの親としてだけでなく、『失われた世界』がもう一つの好きな世界、SFの入り口に存在していた作品の作者だけに、作者自身への興味は持ち続けていた。ホームズ研究家である作者が著した本書は、私のような読者の思いの延長にあるかのようだ。  ドイルの生きた時代。育てられた環境。両親の影響。宗教への態度。  身に付いた騎士的精神が作品に与えた影響。  伝説の英雄の名が由来の「アーサー」と言う名前。 そして、彼が「サー」の称号を得た理由。2018/04/20

ひこまる

5
コナン・ドイルの波乱の生涯を描いた作品。シャーロック・ホームズで有名な「ホームズもの」以外の作品の紹介とか、あまり知られていない私生活が明らかにされている。本来書きたかった「歴史小説」ではなく、片手間に書いた「ホームズもの」で全世界に名前を残したとは皮肉。そして晩年は特に心霊学にはまり、ホームズだと決して騙されないような子供騙しのトリック写真に翻弄されるとは更に何たる皮肉!その他に冤罪被害者の弁護や愛国主義者としての一面などドイルの生の姿が浮き彫りにされていて、大変面白かった。2012/10/17

timeturner

2
第4回オリンピックのマラソン競技の逸話が笑えた。2010/10/06

もじゃ

1
同じ内容が何度も繰り返されるのが残念。時系列に沿っているともいえないしちょっと不親切。2013/03/05

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