講談社現代新書<br> アメリカ南部―大国の内なる異郷

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講談社現代新書
アメリカ南部―大国の内なる異郷

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061492530
  • NDC分類 253
  • Cコード C0225

目次

第1章 プランテーション王国
第2章 ミシシッピ世界
第3章 南北戦争と南部再建
第4章 ウィー・シャル・オーヴァーカム
第5章 南部の産業
第6章 南部音楽をめぐる旅
第7章 南部人たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

5
「南部」とはいったいどこを指すのか?本書では最初にその問いを投げかけている。狭義では、南北戦争時にアメリカ南部連合に属していた11州を指す。しかし南部連合に属さなかった州でも、4つの州が奴隷州だった。本書では、南部連合に属していた11州に、ケンタッキーを含めて「南部」として論じている。プランテーション時代から、南北戦争、敗戦後の復興失敗、奴隷解放後に黒人分離法が施行され連邦全体で黒人差別が正当化された矛盾、公民権運動まで、南部の歴史を振り返っている。2020/04/25

おらひらお

5
1995年初版。あまり接することがないアメリカ南部の歴史について概観した本です。結構、付箋を貼りながら読み進めましたが、後半の音楽関係は疎いせいか流し読みでした・・・。タバスコやコーラーも南部が発祥だそうです。2013/09/17

ねむ

1
南部出身の著者によるアメリカ南部へのイントロダクション。広く浅く網羅されている。内容は歴史に寄りすぎず、食文化や音楽まで触れられている。他のセクションと比較して音楽についてはやや詳しめなのでよく分からなかった部分あり。とはいえ、入門書を探していたので丁度よかった。2024/03/18

Ucchy

1
ミシシッピ川が生み出す南部の世界(ショウボート、ジャズ、ケイジャン料理)。1600年代からの奴隷制は南部に巨大な影響。南部は合衆国の中の別の国のようになった。南北戦争・南部再建期の苦しみは大きな屈折を南部に与え、KKKなど人種差別の激化につながる。1960年代まで差別が合法合憲だったし、州知事が人種差別を公言していた。黒人差別・白人優越主義は社会、歴史、制度に深く染み付いている。Black Lives matter 運動が今も起きているように今も解決していないがその背景にある歴史が興味深かった。 2020/06/23

epitaph3

1
南北戦争をもっと知りたいな。2014/01/04

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