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講談社学術文庫
日本語の変遷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061580909
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C0181

出版社内容情報

【内容紹介】
アイヌ語学者として、又、教科書・辞書の編者として、広く世に知られた金田一京介の日本語論。日本語の歴史を平明に説いた「日本語の変遷」、新しい国語法を提唱した「規範文法から歴史文法へ」、日本語改革に情熱を傾けた著者の仮名遣論「新国語の生みの悩み」、音韻・文法の両面から日本語を論じた「日本語の特質」の4篇から成る。その該博な学識に裏付けされた日本語論は、国語問題が国民的規模で論じられている今日、必読の好著である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

8
「インドヨーロッパ諸語では、ちがった母音が二つ続いて一音節に発音される重母音というものがある。しかるに、日本語…には、もともと一語内に母音の二つ続くことがなかった。記・紀・万葉を通じて、そういう単語が一つも無い…もっとも万葉の中に、楫という語が出ている。kaiであるから、aとiと続いている。これは全く例外で、」もし母音が続くようだと、一つの単母音にしてしまっていたという。長息→嘆き、行きあり→行けり、しあり→せり、荒磯→ありそ、かはうち→かふち、我が妹→わぎも、おもひいで→想出、長雨→ながめ などなど。2021/03/13

Mr.deep

3
ああやっぱり金田一京助はいい。とは言え前半の日本語の歴史紹介パートは実に楽しく読めるんですが、後半以降の文法論や音韻論に踏み込まれるとついてくのがちょっと、もといかなりしんどかったり2023/05/07

紫峰

2
日本語の文法は大陸系言語の影響を、単語は南洋系言語の影響を受けているという。古い本なので最新の学説は違うかもしれないが、日本が大陸文化と南洋文化のハイブリッドだと考えると、やっぱり日本は面白い国だなと感じた。アイヌ語についてはあまり触れられていない。2022/12/29

aaboo

1
昔の本なので時代錯誤の感もある。2022/07/13

allomorph

0
東国方言にアイヌの要素が残っているなら琉球語に平安時代の面影が残っているのと同じくらい面白いと思った。気になったのは、「言語」とすべき箇所を「国語」としたり、ラテン語を「中世に死語になった」と言っていること。ところで今まで通時言語学も記述言語学のうちだと思っていた。勉強不足。 2014/03/18

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