内容説明
日本人は何を、どのように食べてきたか?食の素材と調理法、調味料、食具等、日本の食を構成する多様な要素を全国に探り、その歴史を検証する。現代を代表する女性民俗学者が、多年にわたる広範かつ入念なフィールドワークにより蓄積した資料を駆使し、食にかかわる古今の文献を渉猟して照らしだす日本人の食と暮らしの伝統。貴重な写真を多数収録。
目次
1 主食料
2 主食料の食べ方(粒食と粉食)
3 副食物
4 調味料
5 食具
6 食制
著者等紹介
瀬川清子[セガワキヨコ]
1895年秋田県生まれ。東洋大学専門部倫理学東洋文学科卒業。民俗学者。柳田国男に師事、精力的な民俗調査・研究で日本の民俗学発展に尽力。大妻女子大学名誉教授。日本民俗学会名誉会員。1984年没
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感想・レビュー
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やいまゎ
1
約50年前の良書、前代の食生活がいかに大変であったかを知り、飽食の時代を考え直したい。2011/09/05
影実
0
昭和30年代に出された本の復刻版。民俗学者である筆者が実際にフィールドワークをして集めた情報をもとに構成されている良著。半世紀もたたないうちにこんなにも食生活が変化してしまったのか、と読んでいて驚かされた。2009/12/25
はちみつ
0
意外にコメを食べてない日本人。あと栽培せずに採取することが多かったんだなという印象2019/10/09
あいまい
0
意外に米を食べてなくて自然にとれるものを頑張って食べてたんだなと思いました。2019/10/06