ブルーバックス<br> 暗号の数理―作り方と解読の原理 (改訂新版)

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ブルーバックス
暗号の数理―作り方と解読の原理 (改訂新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062574907
  • NDC分類 809.7
  • Cコード C0241

出版社内容情報

古代のシーザー暗号から単文字換字暗号、公開鍵暗号、量子暗号に至るまでの歴史をたどり、作り方と解読の原理を解説する。インターネットの時代。あなたを守ってくれているのは「暗号」だった!

暗号の「しくみ」と「解き方」がわかる!
古代ローマに生まれた「シーザー暗号」からIT時代のセキュリティを支える暗号技術までを、親しみやすい秘話を交えながら丁寧に解説。エドガー・アラン・ポーでも解けなかった暗号の解法は?“美しいが役立たず”だった整数論が突然“軍事機密”と化した天才的着想「公開鍵暗号」のしくみとは?

●古代文字の解読に暗号学が活躍?
●第二次大戦中ドイツが使った「エニグマ暗号」の仕組みとは?
●中学校で習う「素因数分解」が暗号になる秘密は?
●量子コンピュータで現在の暗号技術が全て無力と化す?
●量子力学を使った絶対に盗聴できない通信が存在する?

第1章 秘密通信と暗号
第2章 暗号の種類
第3章 慣用の暗号体系
第4章 公開鍵暗号の原理
第5章 公開鍵暗号の現状
第6章 量子暗号の展望


一松 信[ヒトツマツ シン]
著・文・その他

内容説明

古代ローマに生まれた「シーザー暗号」から、IT時代のセキュリティを支える暗号技術までを、親しみやすい秘話を交えながら丁寧に解説。エドガー・アラン・ポーでも解けなかった暗号の解法は?“美しいが役立たず”だった整数論が突然“軍事機密”と化した天才的着想「公開鍵暗号」のしくみとは?暗号の「しくみ」と「解き方」がわかる本。

目次

第1章 秘密通信と暗号
第2章 暗号の種類
第3章 慣用の暗号体系
第4章 公開鍵暗号の原理
第5章 公開鍵暗号の現状
第6章 量子暗号の展望

著者等紹介

一松信[ヒトツマツシン]
1926年、東京に生まれる。東大理学部数学科卒。東大助教授、立教大教授、京大教授、東京電機大学教授を経て、京大名誉教授。理博。専攻は数学、とくに数値解析。暗号とのかかわりあいは、太平洋戦争末期の学徒動員に始まり、その後、計算機と整数論との関連で公開鍵暗号に深い関心をもつようになった。海外との交流をはじめ、数学の啓蒙活動にも熱心で、専門家向け・一般向けを問わず著訳書も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

40
#感想歌 #短歌 公開鍵方式説明よく分かる量子暗号雰囲気分かる http://bit.ly/43v66wF2017/03/12

禿童子

34
お目当ては「公開鍵暗号」の解説。著者の一松さんは「公開鍵暗号」の訳語を提案した人。歴史は意外と新しく1970年代後半に実用化されたRSA暗号。公開鍵暗号の原理は素数の掛け算の積を「公開鍵」(閉める鍵)、素因数分解して得られた2つの素数を「秘密鍵」(開く鍵)とする。十分大きい桁の素数であれば解読に数十年かかるので実際上は解読不能。2005年刊なので量子コンピュータと量子暗号については概念レベルの話だけど入門書としては十分かと。量子暗号には複素数とベクトル/行列の知識が必要という程度が私が理解できる限界。2021/03/13

えちぜんや よーた

24
以前、「公開鍵暗号方式」という単語を見たことがあったもんで読んでみました。結果は大惨敗。もっとちゃんと数学勉強しておけばよかった。素数とか行列とか。この本自体は昭和55年に書かれていますが、、「公開鍵暗号方式」の考え方は、このへんのサービスに生かされていると思います→日本ベリサイン https://www.verisign.co.jp/ssl/https.html 電子マネー決済が普及してくると商売上、知っておかなあかんねんやろなぁ~2012/08/28

へくとぱすかる

18
合同式は中学生のときから知っていたけど、当時も今もよく理解できない。とけい算の拡張だと思えばいいのだろうが、直観ではイメージできない。そんなわけで前半の歴史的部分は楽しめましたが、後半はもう雰囲気を楽しむにとどまりました。いつか紙と鉛筆をもって、再読にチャレンジします。2014/01/22

ipusiron

17
再読。2016/11/20

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