内容説明
『ブリタニカ百科事典』Encyclopaedia Britannica『オックスフォード英語辞典』Oxford English Dictionary『イギリス国民伝記辞典』Dictionary of National Biography…。一八世紀後半から一九世紀後半にかけて、イギリス人はこの三つの大辞書、大事典を編纂した。世界をリードする気概にあふれた当時のイギリス社会は、なぜ、このような大事業を敢行したのか。それらは、どのように利用され、効果を発揮したのか。近代の知のインフラを整備した人々と歴史を検証する。
目次
序章 イギリス社会における「知」のインフラ―辞書・事典作りの伝統
第1章 『ブリタニカ百科事典』の歴史(一八世紀という時代;『サイクロピーディア』から『百科全書』へ;『ブリタニカ』)
第2章 『オックスフォード英語辞典』の歴史(イギリスにおける辞書編纂の歴史;グリム兄弟と『ドイツ語辞典』;ジェイムズ・マリーと『OED』;『OED』に対する、現在の視点からの評価・批判)
第3章 『イギリス国民伝記辞典』の歴史(イギリス人と伝記―ジョン・オーブリーからレズリー・スティーヴンへ;レズリー・スティーヴンの生涯;スティーヴンと『DNB』)
第4章 三つの辞書・事典の現状と将来
著者等紹介
本田毅彦[ホンダタケヒコ]
1961年、愛知県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。オックスフォード大学より博士号取得。専攻はイギリス近現代史。帝京大学文学部史学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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