英語になったニッポン小説

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英語になったニッポン小説

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087741834
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

吉本ばなな『キッチン』、村上春樹『象の消滅』、島田雅彦『夢使い』などなど、ニッポンの今を伝える小説の英訳版と原作を対比させ、タテ・ヨコ・ナナメは当たり前、翻訳事情の神髄に迫る究極のウラ目読みをも織りまぜて、彼我の文化の違い、読まれ方のずれなどを、玄妙自在、軽妙洒脱に解き明かした世界初、完璧ユニークな書。翻訳家志望者にも超おすすめ。

目次

1 吉本ばななの『キッチン』
2 村上龍の『69』
3 小林恭二の『迷宮生活』
4 李良枝の『由煕』
5 高橋源一郎の『虹の彼方に』
6 津島佑子の『山を走る女』
7 村上春樹の『象の消滅』
8 島田雅彦の『夢使い』
9 金井美恵子の『兎』
10 椎名誠の『岳物語』
11 山田詠美の『トラッシュ』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坊っちゃん

10
★★★ タイトルの通り、英語に翻訳された日本の小説についての本。あくまで「翻訳」について語っているものなので、真面目なお勉強本という感じです。宮脇孝雄の『翻訳地獄へようこそ』と同じ系統の本。高橋源一郎のナンセンスさや村上春樹の世界がどのように英訳されているのか、原書と翻訳本を読み比べてニュアンスや表現の違いなどを指摘しています。なかには山田詠美の『トラッシュ』のように大幅に改稿されているものも。まあ翻訳家を目指す人には必読の本かも知れませんが僕の英語力では、ね…(泣)(コメント:2019/07/14)2019/07/14

takao

2
ふむ2024/04/14

Shun'ichiro AKIKUSA

2
90年代ということを考えれば、先駆的な本。ばなな『キッチン』は翻訳研究者ヴェヌティの本でもとりあげられている。2017/07/13

鈴音

1
日本語文学が英訳されるとどう翻訳されているか…という本。 英訳される時は、かなり思い切って改訳されていたり、そんなことありましたっけ?という事になっていて面白い。 紹介されている本を読みたくなる1冊2022/07/13

0
紹介されていた小説を日本語⇔英語で突き合わせて自分でも読んでみたいなと思った。2011/06/29

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