群像日本の作家<br> 芥川龍之介

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群像日本の作家
芥川龍之介

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784095670119
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0393

出版社内容情報

芥川龍之介という方法…後藤明生/芥川龍之介を哭す…佐藤春夫/シニシズムの破綻?芥川龍之介論…岸田秀/俳人としての芥川龍之介…中村草田男/他

「鼻・羅生門・河童」など、数々の名作によって今なお人々に読まれ親しまれている芥川龍之介。身をもって時代の不安と動揺を表現した芥川文学とその人間像を、同時代の人々の論評や証言、また現代の作家らの作品論・作家論によって浮彫りにした。後藤明生による書下ろしエッセイ、漱石や正宗白鳥・中野重治・小川国夫らによる作品論、谷崎潤一郎・萩原朔太郎・宇野千代らの回想を収録。

内容説明

常に成績優秀、模範的生徒、「本から人生を知った」龍之介。漱石激賞の『鼻』で華麗な文壇デビューを果して10年、幼児期の実母発狂の記憶におびえ、「ぼんやりとした不安」に急かれて生き急ぎ…35歳、自ら命を断った生と文学の全軌跡。

目次

芥川龍之介アルバム
芥川龍之介という方法
作家論(芥川龍之介と志賀直哉;芥川龍之介;シニシズムの破綻―芥川龍之介論 ほか)
同時代の批評(「鼻」評;芥川君の作品;芥川氏の文学を評す ほか)
ひと(ふるい人やさしい人;あの頃・この頃;芥川さんのこと ほか)
作品論(語り手の影;芥川龍之介の鵠沼―『蜃気楼』;俳人としての芥川龍之介;寸鉄の刺―アフォリズムの生理 ほか)
文学散歩地図 東京・本所界隈、湘南
芥川の心と体 病跡学から見た芥川龍之介
夫・父としての芥川(父の映像;憶い出の中の龍之介 ほか)
対談 芥川龍之介の世界
芥川の死(芥川龍之介の死;芥川龍之介と自殺 ほか)
芥川龍之介の短編
代表作ガイド
芥川龍之介研究史大概
芥川龍之介年譜〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BebeCherie

0
This book gave me different perspective toward 芥川龍之介's works.2014/06/22

ぶう兵衛

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理智のひと芥川のシニシズム的な側面に関心があった。実父母、養父母、伯母の三つの世界のどれもに馴染めずまた否定も出来なかった為に現実と距離をとるようになったとする岸田秀、比喩という彼の選んだ手法を批判する福田恆存が興味深かった。彼の人物に触れた文章ではみな心のこもった書きようで、死の直前の様子はいたましく、彼の大きさを感じさせるエピソードには安心を感じた。殆ど何れもを読めてよかったとおもっている。2014/02/27

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