内容説明
全寮制私立校ブレッドガー・チェンバーズは、良家の子女だけが入学を許されるイギリスの名門校だ。その閉ざされた世界の中で、一人の新入生が行方不明となり、全裸死体で発見された。捜査に乗り出すリンリー警部と相棒バーバラ。行く手を阻んだのは、いじめ、小児性愛、人種問題など、ありとあらゆる要素の絡み合った迷路と、絶対に告げ口をしないという“名誉の掟”だった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飴玉
3
一人の男子生徒が名門の寄宿学校から失踪し、殺された。発見された遺体には無残な傷跡が。はじめは寮生活に耐えかねた生徒が脱走し、不審者に襲われたと考えられたが、リンリー警部の調査により、名門校の闇が次第に明らかになっていく。生徒たちの沈黙、そして教師たちの偽り。それぞれの動機が複雑に絡み合い、悲劇が起きる。何が生徒たちをそれらの行為に駆り立てたのか、そして沈黙する生徒たちは何を守ろうとしたのか。いくつもの謎に富みおもしろかったが、闇が深すぎて読後の余韻はとても悲しかった。2016/05/04
妖湖
2
そういえば最近エリザベス・ジョージの新刊を読んでないなと思ったら、早川書房は途中でやめてしまったようですね。あまり人気がなかったのかな。何となくわかる気はします。話がやたら重い。救いがない。面白くないわけじゃないです。バーバラとか結構好きだし。でもこういう重い話を読んだ後は、やたらクリスティが読みたくなるのも事実です。シリーズのほかの話も読み返してみたいが、どこにあるのかわからない。2012/07/27
ブル-ス
0
ウエストサセックス。 今度はイギリスの寄宿学校。やっぱりバーバラのお上品に閉口。コックニ-じゃないの?2014/10/04
にゃも
0
3点。2011/07/10
Charlie
0
再読。2019/10/22