新潮文庫<br> 沸点の街

新潮文庫
沸点の街

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  • サイズ 文庫判/ページ数 637p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102365052
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

七年の服役後、ピアスは最後のヤマを踏んだ。強盗嫁業の誇りを賭けて。襲撃には見事成功するが、最悪の訃報が待っていた。一人娘が、制服の女性を狙った連続快楽殺人の犠牲者になったのだ。ピアスは急いだ、フロリダへ。地元の娼婦を案内役に、灼けつく街をぎらつく執念で、彼は嗅ぎ回った。やがで、被害者の唯一の共通点から、犯人像が焦点を結んだ…。熱き魂が迸るアウトロー・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

5
読んだ人はとても少なくて、かつ、誰もコメントを書いていない(笑)。平成10年刊行の新潮文庫だし、その後の出版はないし、ということで、ミッチェル・スミスは今や過去の人。ヒットを出しても、忘れられないうちに新しい出版物を出さなければ、あっという間に廃れてしまうというのが、この種の作家の宿命ということがよく分かった。同じような寡作の人にトマス・ハリスがあるけれど、ハリス本は映画化されたから再販が続く。なんともなんともという感じ。ただし、前作までと違って、この本は40点くらいかなあ。楽しめましたけどね。2011/07/01

bapaksejahtera

4
銀行強盗で服役した男が出所後に愛する娘を殺されたことを知る。盗んだ金を元手に二重人格の犯人を粒々辛苦、終に探し当てるという筋。主人公は犯罪者だが昔気質の一本気者というところ。トウの立った売春婦が終始これを助ける。このコンビの他、浮世離れした登場人物(元大物のポン引きで性転換して施設に入った人物など)が全体の調子に作品にユーモラスな「軽み」を醸し出す。何となくエルモア・レナード作品の雰囲気がある。意外な犯人や結末など、良い処理ぶりであるが、都合の良い筋立ては良しとして、中盤はややダレた。2020/05/08

0
Y-102008/09/14

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