中公新書
小津安二郎文壇交遊録

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018687
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C1274

内容説明

小津安二郎の映画には独特の世界観がある。それは彼がどんな本を読み、どんな小説家と親交を深めていたかということからも炙り出すことができるだろう。本書は小津の日記や座談会での発言などから、彼が読んだ本や小説家との交流の記録を丹念に拾い出し、若い頃から愛読していた志賀直哉や谷崎潤一郎の小説を原作とする映画をなぜ撮らなかったのかを考える。そこには映画と小説という二つの芸術の関係性が浮かび上がってくる。

目次

第1章 小津安二郎の読書遍歴
第2章 川端康成と小津映画評
第3章 里見〓(とん)と芸の虫
第4章 志賀直哉、そして『暗夜行路』
第5章 谷崎潤一郎と岡田時彦
第6章 『断腸亭日乗』、そして荷風と映画

著者等紹介

貴田庄[キダショウ]
1947年(昭和22年)青森県弘前市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。芸術学専攻。1977~81年、フランス留学。パリ装飾美術書物中央校修了。評論家。専門は映画論、書物史、美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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