井筒俊彦著作集 〈3〉 ロシア的人間

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井筒俊彦著作集 〈3〉 ロシア的人間

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 23X16cm
  • 商品コード 9784124030495
  • NDC分類 120.8
  • Cコード C0310

内容説明

東洋思想に未踏の世界を拓いた50年に亙る思索の結晶。

目次

第1章 永遠のロシア
第2章 ロシアの十字架
第3章 モスコウの夜
第4章 幻影の都
第5章 プーシキン
第6章 レールモントフ
第7章 ゴーゴリ
第8章 ベリンスキー
第9章 チュチェフ
第10章 ゴンチャロフ
第11章 トゥルゲーネフ
第12章 トルストイ
第13章 ドストイェフスキー
第14章 チェホフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

17
『ドストエフスキー新たなる伝説(仮)』(河出書房新社編集部)で知った井筒俊彦。書庫から運ばれてきた本書は、学術書か?と思う雰囲気。学者センセーの本って、専門用語やわけのワカラン外国語が多用されてるから難儀やわと若干引いた。でも、案外読みやすい。19世紀のロシアやペテルブルグ、そこに暮らす人々など、へえ~そうだったん、とこれまでの勝手な思い込みを改めさせていただいた。そして、19世紀の文学者10人を分析・紹介。何冊か読んだドストエフスキーも、本書で教えてもらったロシアの状況を思い合わせると、違って見える。2016/06/29

のりまき せんべい

1
「ロシアは一年中薄暗い。外套にハンチングのスタイルの陰鬱な顔をした青白いインテリ青年が、神の存在論や社会主義とか農奴制の問題、愛の問題を寒いロシアにあって、半ば熱病に罹った病人のように考えている。」僕にとってロシア文学はそういうイメージだった。事実、半分は当たっていたけど、半分は違っていた。「無用人」「ロシア的人間」「ドストエフスキー的弁証法」「黙示録的」。これらのワードが気になる人は是非本書をチェック。僕は読んでロシア文学のアウトラインが掴めた気がした。今は、ゴーゴリとトルストイがすごく気になる。2012/07/21

佐藤リア

0
僕たち種族、その御先祖様についての2011/12/31

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