NHKスペシャル 戦後50年その時日本は〈第3巻〉チッソ・水俣工場技術者たちの告白 東大全共闘26年後の証言

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NHKスペシャル 戦後50年その時日本は〈第3巻〉チッソ・水俣工場技術者たちの告白 東大全共闘26年後の証言

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140802106
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0321

目次

チッソ・水俣―工場技術者たちの告白(企業の内側;失われた繁栄の日々;朝鮮から水俣へ;水俣病発生;有機水銀説を主張した男 ほか)
東大全共闘―26年後の証言(安田講堂陥落;学生たちのいらだち;全共闘結成;自己否定への道;学園から国家へ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まり☆こうじ

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水俣病については被害者、医師等の側からの記録は多数あるのだが、チッソという会社の中で何が起こっていたのかをずっと知りたかった。比較的入手しやすいものとしては、その疑問に答えるほとんど唯一の本かもしれない。植民地朝鮮半島での栄華を戦後の水俣で夢よ再びと思い続けた経営が公害被害拡大の一因と。国の行政も経済成長優先で、へき地の零細漁民の病気など無かったことにしたいと言うのが本音。これは非常に貴重な本だと思うけど、なぜか文庫化されていない。東大全共闘の章も簡潔に戦後学生運動の流れを理解できるのでありがたい。2017/01/01

Hisashi Tokunaga

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卒業後大手保険会社に就職し、2年後退職し、自殺したMの詩。もっと生き続けてもこの詩は生まれただろうし、そうしても無駄ではなかったのでは?では、なぜ彼は自死を選んだのか。詮索無用だけど。

orange

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チッソが疑われだした当時は決定的証拠が知られず、チッソ内部の認識も「ウチが黒とも白とも言えない」。 この状況下で「黒と言い切る証拠がないのでチッソのせいじゃない」と強弁することは、チッソ社員にとっても人間的に苦しかったはずなのに、なぜ内部告発が出なかったのか、という疑問から本書は始まる。 同種の構造は公害に限らず多くあり、単に「他人の苦しみを思いやろう」という啓発だけでは再発を防げない、と水俣の資料館を見て抱いた疑問にも答えてくれた。 挑戦者起因の損失の負担、交換による生命価値計測問題にも参考に。2018/01/27

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