内容説明
芭蕉は新しい作風を模索する過程で多くの門弟たちの参集を得る。そして人々が織りなす人間関係は作品に微妙に影を落す。変化する作品世界と、蕉門の変転を詳細に読み解く。
目次
第1章 若き芭蕉と俳諧
第2章 新たなる出立
第3章 参集する門人たち
第4章 蕉風開花のきざし
第5章 野ざらしへの旅
第6章 『冬の日』の時代
第7章 草庵をめぐる交流
第8章 旅にむけて
第9章 『おくのほそ道』の美的世界
第10章 『猿蓑』の時代
第11章 新風への模索
第12章 変動の時代
第13章 帰らぬ旅路へ