生活人新書<br> 茶の湯の不思議

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生活人新書
茶の湯の不思議

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140880715
  • NDC分類 791
  • Cコード C0276

内容説明

なぜ茶碗を回すのか。どうして最初にお菓子をいただくのか。床の間や道具を拝見するのはなぜか…。茶の湯の作法やしつらいにはすべて理由があり、先達の美意識が凝縮されている。お茶を取り巻く数々のなぞを解き明かしてその本質に迫るとともに、現代を心豊かに生きるヒントを紹介する。

目次

茶の湯の不思議
創意工夫の歴史
もてなしの美学
茶席の心得Q&A
季節の演出と道具を楽しむ
茶の湯の心

著者等紹介

小堀宗実[コボリソウジツ]
遠州茶道宗家十三世家元。1956年生まれ。学習院大学法学部卒業後、臨済宗大徳寺派桂徳禅院にて大徳寺五百十八世福富以清老師のもとで禅修行を積む。83年に副家元に就任、国内外において伝統文化の普及に努める。2001年より家元を継承。現在、東京茶道会理事、学習院理事、シンガポール国立大学名誉講師として活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さいたまのたぬき

32
茶道の家元である著者が 茶席でのしきたりについてなぜそうなのか どうしてそういう風になったのか お茶席の流れを追いながら説明してくれます。 はたから見ているとなんだか 意味のない面倒くさい儀式のようにみえる仕種の ひとつひとつがちゃんとした意味があって それを知っているとそれをすることが 何のためらいもなく自然なことのように感じます。 日本の原点の一つはやはり茶道なのだと 強く感じました。 お茶をやっているかたはもちろんですが 全く知らない方に特におすすめ。 内容も簡潔で非常に読みやすいです。 2014/08/29

たかこ

16
表千家で茶道を習って25年。他の千家や流派については、よくわからない、というか関係ないし…という感じだったけれど、近年思うことあり茶道関連の本を続けて読んでいる。先日の裏千家、武者小路千家に続いて、小堀遠州流のお家元の本。本当に茶道の素朴な疑問に答えてくれていて、茶道の基本ってこうだったな、と好感がもてた。茶の本質はどの流派も一緒、利休から受け継いだ「和敬清寂」の精神を大事にし、利休の百首歌にある「稽古とは一より習い十を知り十よりかえる元の其の一」まだまだずっと続く勉強。がんばっていこう。2020/12/18

さっちも

13
何となく知りたくなって読了。お茶会に行ってみたい!2019/02/11

寝落ち6段

7
小堀遠州の流派の家元が語る茶の湯。作法については流派によって異なるので感想では割愛するが、共通する言葉は「おもてなし」。「おもてなし」というのは一方的なものではない。主催と客人が双方に気を遣い、双方が良かったと思えることが真なのだろう。客が店に要求する、店が客の満足の為にだけするという間違った認識がまかり通っている現状では、「おもてなし」という言葉に対して失礼千万だ。大事なのは「双方向性」。その為に最低限の作法やルールが存在し、お互いが守るという基本が恐らく最高のおもてなしなのだと思われる。2014/07/07

はれ

6
茶の湯、ハードル高いなと思っている人に、まぁそうかたくならず、やってみましょうよと。三千家や他の流派がどのようにできたのか、小堀遠州とは?ということもよく知らなかったので、その部分でもすっきりしました。また、他の方のものも読みたいです。実際にお茶会(大寄せというのか)に行くと、詳しそうな人に押されて、引いてしまうことも。かと思うと、気持ちよく過ごせることも。やっぱり繰り返さないとね。お稽古も、やってるときの無の心境が心地よい。これは、他のお稽古や練習も同じで、これこそやらないとわからないですよね。2018/04/23

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