ブラームスの音符たち―池辺晋一郎の「新ブラームス考」

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784276200623
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C1073

出版社内容情報

作曲家でTVタレントとしても活躍する池辺晋一郎がブラームスの音楽を語る。その音楽の構造と独創性を解明するが、語り口は洒脱で楽しい。

内容説明

ブラームスは最高の旋律作曲家。簡単そうなのに、優雅で印象的。現代の人気作曲家・池辺晋一郎が、その音楽の見事な構造と独創性をズバリ解明します。

目次

史上最高の旋律―ヴァイオリン・ソナタ第1番
形式の原理の具現―ヴァイオリン・ソナタ第3番
選択もセンスも作曲のうち―ハイドン・ヴァリエーション
雄渾と感傷の合体―弦楽六重奏曲第1番
壮麗さの中の―交響曲第3番
シンプルな歌ごころ―ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
二つのラプソディ―はまる理由は?
旋律がないなんてウソ!―ヴァイオリン協奏曲
揺れ動くかたち―ホルン・トリオ
反動の反行?―交響曲第2番〔ほか〕

著者等紹介

池辺晋一郎[イケベシンイチロウ]
1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞2度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞8度(うち2度最優秀賞)、放送文化賞、紫綬褒章などを受賞。主要作品:交響曲1~7、ピアノ協奏曲1~2、チェロ協奏曲、オペラ「死神」「じゅごんの子守歌」ほか管弦楽曲、バレエ、ミュージカル、室内楽曲、合唱曲、歌曲など多数。(社)日本作曲家協議会会長、東京音楽大学教授などを務める
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりこ

43
音符シリーズのコンセプトが継承されていて、学問的な視野から分析するのではなく楽譜の行間から何かを読み取るというもの。池辺さんがとてもユーモラスに分かりやすく解説してくれるブラームスの曲のあれやこれやをyou-tubeで聴いてみました。4つの厳粛な歌の1曲目が「コガネムシハカネモチダ…」のメロディそっくりで可笑しかったです。音符についてはなかなか難しいものがあるけれど音楽って深く面白いと思う。池辺さんが「慎重居士」と呼ぶブラームスがメロディメーカー(旋律作家)という意見には全く同感です。 2015/01/21

カタコッタ

3
ブラームスファンのための本でしょう。駄洒落満載で読んでいて飽きませんが、ナルホドと思わせることが多いです。しゃれた本です。2013/12/06

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