内容説明
「鳥」と「島」意味の全く違う文字が、なぜ類似しているのか?「魚介類」と「魚貝類」の正しい使い分けは?など、難解でややこしい文字も、その字源をたどれば意外な真理に出会え、人と漢字との繋がりが見えてくる。漢字嫌いも楽しめる博学オモシロ読本。
目次
1 古人のデザインセンスが光る漢字
2 そもそも漢字という文字はどう生まれ、いかに発展したのか
3 想像力豊かに自然を表した漢字
4 種類の多さを嘆く前にこの誤用は直しておきたい
5 先人たちの人間像が見える漢字
6 日本人も知らなかったあなたと漢字のふしぎ関係
7 古代の暮らしと社会がわかる漢字
8 お国が違えば使い方も色々当世ビックリ漢字事情
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カガミ
1
語源の謎とセットで是非。 だいぶ古いので手には入りにくいかもしれないけど、ことばの雑学好きな人にはたまらない一冊。
トルネードG&T
0
タイトル通り漢字の語源について説明した書。奇数章が様々な漢字の字源説明、偶数章が漢字と関連した知識の説明という構成になっている。著者名が「日本語倶楽部」となっているように、字や章ごとに複数人がそれぞれ担当して書いたものと思われる。しかし、一部の文字間で同一の字源に対して異なる説明がなされていたりと、解説文の品質保証については怪しい部分もある。発行年の1993年から学説が変化している可能性もあるため、「インデックスとしてのみ用いる」ぐらいの距離感が適切と思われる。2021/09/01