ゼロからの美学

個数:
  • ポイントキャンペーン

ゼロからの美学

  • 浅沼 圭司【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2004/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 48pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月03日 19時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326153794
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

美と芸術について今から学ぼうとする人に、必要不可欠な知識、自力で考えるための目安を示し、著者自らがゼロから思考したその軌跡。

 第1部「美」では、西洋哲学の源プラトンの<感性的なもの>と<イデア的なもの>を調停する<美>の位置づけ、感性の哲学としての美学の誕生そしてカント、へーゲル、二ーチェ…バルト、デリダの説を処々に折込み、具体的、豊富な作品体験を例に<美とは何か>を問い、近世・近代・現代を貫く不変と変化の相を探る。第2部「芸術」では感性的言語活動という捉え方を提案。

関連書:神林恒道編『芸術学ハンドブック』、木幡順三『美と芸術の論理』(小社刊)


はじめに──

1 美学のゼロ地点

2 美学の常識的なすがた
 2-1 美学のはじまり
 2-2 美の特異な性質

3 美と芸術
 3-1 美と感性の価値
 3-2 美と芸術を考えること

Ⅰ 美について──

1 プラトンを導き手として
 1-1 なぜプラトンか
 1-2 プラトンの思想の特色
 1-3 プラトンの美の思想

2 美のさまざまなアスペクト、さまざまな考え方
 2-1 スカラからアスペクトへ
 2-2 機能美あるいは美の合目的性
 2-3 感覚美あるいは美とこころよさ
 2-4 形式美あるいは美とかたち
 2-5 イデアの美あるいは美の直観性
 2-6 おわりに、あるいは、美の経験について

3 美のありか(在り処)、あるいは、美の在り方
 3-1 問題の意味
 3-2 仮象
 3-3 あそび(戯れ)

4 美のさまざまなすがた(美のカテゴリー)
 4-1 アスペクトとすがた
 4-2 美のすがた
 4-3 「崇高」と「みにくさ」

Ⅱ 芸術について──

1 はじめに
 1-1 芸術研究の在り方
 1-2 芸術とはなにか
 1-3 制作と受容/作者と受容者
 1-4 芸術の枠組とジャンル

2 芸術と言語活動
 2-1 認識の二重構造
 2-2 意味のはたらき
 2-3 「言語」とイメージ

3 感性的言語活動
 3-1 文字を例にして
 3-2 詩を例にして
 3-3 イメージと概念
 3-4 小説を例にして

4 感性的言語活動の領域
 4-1 ジャンルの問題
 4-2 領域としての特徴

5 感性的言語活動と美
 5-1 領域と価値
 5-2 芸術とマス・カルチャー

6 感性的言語活動と現代
 6-1 芸術の終焉/作者の死
 6-2 社会との接点

おわりに
索引

内容説明

美とは何か?芸術とは何か?我々に何をもたらすのか?多様な作品体験を基に、プラトンから現代にいたる思索と、芸術の変容の跡を踏まえて、ゼロからすべてを問い直す。

目次

はじめに(美学のゼロ地点;美学の常識的なすがた;美と芸術)
1 美について(プラトンを導き手として;美のさまざまなアスペクト、さまざまな考え方;美のありか(在り処)、あるいは、美の在り方
美のさまざまなすがた(美のカテゴリー))
2 芸術について(芸術と言語活動;感性的言語活動;感性的言語活動の領域;感性的言語活動と美;感性的言語活動と現代)

著者等紹介

浅沼圭司[アサヌマケイジ]
1930年盛岡市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程終了。成城大学教授、倉敷芸術科学大学教授を経て、現在、成城大学名誉教授。専攻は美学、映画理論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寺基千里

1
「美学とはこういうものだ!」という明確な答えが得られなかった分、簡潔に言い切れないくらい美学、そして美を語ることの面倒臭さを体感した。それでも、所々の説明がきちんと噛み砕かれたような内容になっていたので、以前に読んだ「美学への招待」に比べて学びやすかったように思う。 「美学」を考えていく上で用語や考え方など細かな「木」の部分は何となく掴めたような気もするので、これを起点として今度は「美学」、そして「美」を大枠で捉えていけるようになりたい。2021/06/06

コマイヌ

0
感性的認識の学(バウムガルデン)機能美は知識によって増される・得られる美である機能美 合目的 自然美 生命美認識はある傾向にあるべきである 美しいものとは合目的である あるものは美しいある認識にかなうものは美しい この2つを分ける意義はある表象の蓄積が表現として溢れる純粋感覚(マチスの赤)・直感ロゴスで到達すべきイデアを垣間見る為の美(プラトン)→よそ(*没入)にある美ミメーシス摸倣とムーシケー愛を掻き立てるもの2016/11/03

0
学校の先生に勧められました。もともと美学に興味はなかったのですが、よみやすかったです。ただ、ちゃんと美学をやりたい!という方には少し物たりないかも。2012/10/21

ubon-ratchat

0
基本に立ち返るとき、とても重宝します。表現もやさしいので入門編に最適。

鳥待月

0
最後まで読んで良かった。 初学者向けの講義を書籍化したもので、文体は柔らかく読みやすい。 前半、古代から近代までの美や芸術についての記述で断念しそうになったのだが(私に堪え性が無いだけでかなり噛み砕いてまとめられており読みやすかった)、後半の感性的言語活動の考え方は現代になり揺らぐ芸術概念の新たな捉え方としてとても面白かった。身の回りのあらゆる創作物に当てはめて考えみたいと思った。 芸術について筆者が考える様子を講義で対面で学べた学生が羨ましいなと思う。2020/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/158869
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。