出版社内容情報
フェミニズム批評によって再評価の著しい19世紀末から現代に至るアメリカ女性作家の人と作品を論じつつ、その生き方と理念を考える。
内容説明
ケイト・ショパンからアリス・ウォーカーに至る9名のアメリカ女性作家を取り上げ、その人と作品を縦横に論じてアメリカの女性像を明らかにする。
目次
第1章 アメリカ女性文学の特質
第2章 作家論(再評価・女性の感覚の解放―ケイト・ショパン;初期フェミニズム―シャーロット・P・ギルマン;フィーメイル・ゴシックとして読む―E・ウォートン;不屈の精神―エレン・グラスゴー;理念の楽園―ウィラ・キャザー;戦争と女性―K・A・ポーター;現代の不安と破壊―J・C・オーツ;黒人女性であること―トニ・モリスン;独自性の主張―アリス・ウォーカー)