内容説明
ゴッホの“靴”は、ハイデガー、シャピロ、デリダ、フーコーらによって論じられた―解説される絵画が逆に照らし出す現代思想の機微。
目次
序 絵画を飛翔する思想家たち
第1章 夜明けの漂流車―レオナルドとニーチェ
第2章 死の遠近法―ホルバインとフロイト
第3章 啓蒙の闇―ゴヤとバタイユ
第4章 西欧の自己解体―ゴッホとフーコー
第5章 世界大戦の幾何学―カンディンスキーとコジェーヴ
第6章 思想は軽さにおいて絵画に出会う―トゥオンブリとバルト
著者等紹介
酒井健[サカイタケシ]
1954年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学大学院へ進学。1983~87、89~90年、パリ大学に留学。1986年、同大学よりバタイユ論で博士号取得。電気通信大学助教授を経て、現在、法政大学文学部教授。バタイユの思想を中心に研究を進めてきたが、西洋の文化史に関心を拡げつつある
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- 和書
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