出版社内容情報
「トーテムとタブー」「文化への不満」「ある幻想の未来」「レオナルド・ダ・ヴィンチの幼年期のある思い出」「『詩と真実』中の幼年時代の一記憶」「ドストエフスキーと父親殺し」「火の支配について」「W・イェンゼンの小説『グラディーヴァ』にみられる妄想と夢」他。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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13
精神分析を応用した文化論。芸術作品や古代の民族の風習を精神分析が得た知見をもとに解剖していくか、ユーモアや不気味なものといった感情がいかなる人間の心理的な機構に因っているかといった分析。後者はそのまま勉強になるが、前者はそのまま鵜呑みにするより精神分析の基本的な考え方のみ受けとるのがいいと思う。空想は、三つの契機がある。現在の刺激、それが満足された過去の類似した光景、それをもとにした未來の空想。本来空想は個人的なものだが、芸術はそれを万人にも受け入れられるように改変する技術というのがフロイトから導き出され2018/09/10
若い脳
1
トーテムとタブー2015/11/25
伊藤くま太
1
トーテムとタブーのみ読了2012/01/25
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- 和書
- 日本近現代人物履歴事典