出版社内容情報
1936/37年冬学期。形而上学2000年の歴史全体を視野に収めつつ、ライプニッツ論、プラトンのミメーシス論を考察。
目次
第1部 力への意志。ニーチェの思索家としての根本的立場の形態、およびその伝統的形而上学からの来歴。(主著の成立と構成。ニーチェの形而上学的根本的立場。;ニーチェの意志説)
第2部 芸術と真理。ニーチェの美学とプラトン主義の伝統(ニーチェの生理学的美学の輪郭;ニーチェ美学の構造と基礎づけ;美学と真理への問いの関連;プラトンの芸術哲学;芸術を仮象への意思とするニーチェの規定)
付録(講義とニーチェ全体について;ニーチェについての2つの講義のために。;1936・37年冬学期の講義と1937年夏学期の講義との連関;ニーチェ講義への注記)