企業とは何か―その社会的な使命

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478300701
  • NDC分類 335
  • Cコード C0034

内容説明

当時(1946年)GMを震撼させた「禁断の書」が復刊!本質を見失い迷走する、現代の企業人へ。企業再生に向けた訓言。ドラッカー経営論の原点。

目次

第1部 産業社会は成立するか(企業が基盤となる産業社会―企業は人の生き方を規定する社会的組織である)
第2部 事業体としての企業(事業を遂行するための組織―人間活動を組織化するための道具たる企業;分権制の組織と原理―独立性と責任を与えつつ、一体性を保持する仕組み ほか)
第3部 社会の代表的組織としての企業(個の尊厳と機会の平等―アメリカを支える信条;産業社会の中流階級―経営への入り口か、行き止まりのポストか ほか)
第4部 産業社会の存在としての企業(企業の存続と社会の利益―大規模と独占は反社会的か;生産活動の目的―利潤動機は人間本来のものではない ほか)

著者等紹介

ドラッカー,P.F.[ドラッカー,P.F.][Drucker,Peter F.]
ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家として知られる。東西冷戦の終結、転換期の到来、社会の高齢化をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「経営戦略」「民営化」「顧客第一」「情報化」「知識労働者」「ABC会計」「ベンチマーキング」「コア・コンピタンス」など、おもなマネジメントの理念と手法を生み、発展させた。1909年、ウィーンに生まる。フランクフルト大学卒。米国クレアモント大学院大学教授

上田惇生[ウエダアツオ]
1961年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶応義塾大学経済学部卒業後、経団連事務局入局。同国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事を経て、ものつくり大学教授(マネジメント、社会論)、学校法人国際技能工芸機構評議員。「ドラッカー名言集」四部作の編集・翻訳のほかドラッカー著作のほとんどを翻訳。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身といわれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

19
「経済人の終わり」で全体主義のおろかさをとき、「産業人の未来」で企業が社会の中心となるといい、本書では企業の社会的責任論的な役割をGMにインタービューをした結果を元に説明しています。これを無視したGMの遺伝子は今もあり、問題を起こしつつあります。そこをきちんと行なってきた、ドラッカーの言うようにしてきたGEは優良会社となっています。1946年に書かれたとは思われない先見の明がある著作です。2014/08/03

ひろきんぐ

2
本書は、答えを得ようとするものではない。問いを提起するものである。 (一部抜粋) 難しかった?2017/11/17

外道丸

2
本書は1946年に書かれたが、1983年に追加された「終章 成功を原因とする失敗」が最も印象的だった。GMはマネジメントには唯一絶対の答えがあるとして変化を拒み、ドラッカーは唯一無二の答えなど無いとして変化を提言したがために本書はGMから無視された。たとえるなら「女性を必ず口説ける殺し文句を見つけた」とするGMと「口説き文句は相手によって変えなければならない。むしろ大切なのは口説き文句ではなく姿勢である」とするドラッカーのどちらが正しかったかは歴史が証明している。2012/11/10

たー

2
この本に限らないが、ドラッカーの本は古くても現代に通じる内容ばかり。GM=Government Motorsとなった今読むと感慨深い。2009/08/13

レンズマン

2
GMの組織調査で有名な本であるが、特にGMに対して提言しているわけではない。 しかし企業の社会的責任に言及するなど1946年に書かれた本とは思えないほど示唆に 富んでいる2009/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/105359
  • ご注意事項