感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
8
18年前の本。「よき教育」自体が権力である(063頁)。権力のご都合主義で教育や人づくりをしてはならない。生き甲斐ある人生とか、人材仕分けして格差社会を延命して、教育とは何か。M.フーコー分析で、権力や監視が取りざたされる。教室という箱の中で洗脳、飼い慣らして、思考停止させ、子ども想像力や創造力を減退させては、もはや、教育とは言えない。権力の犠牲になってはならない。日本の教育がガラパゴス化してしまうなら、留学して国際人とならなければ未来はない。P.ブルデューと折口信夫の接点があるのは面白い(116頁)。2014/01/02
おめるた
1
学校と教育の本質に迫り教師論へ。教育は象徴的暴力で、学校から子供を解放しろという著者の主張はラジカルで面白かった。2010/11/15
mikuriya
0
山本哲士……とても読みづらい。なぜなのだろう。まあ中身は良いので400p読んだ。学校嫌いだった自分は正しかったのだな~と実感。これ読むと子どもを学校に行かせたくなくなる。2017/05/13