ちくま学芸文庫
遊びの中世史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480087980
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

内容説明

子供たちは粗暴で不潔な遊びに耽り、騎士や貴婦人は歌に恋に決闘に明け暮れ、庶民は時に刃傷沙汰にいたるほどの賭け事に興じる―中世ヨーロッパは遊びに満ち、その精神をうまく利用していた。そこにはまだ、聖と俗、真面目と遊びを自由自在に行き来できる道が大きく開かれていたのである。中世の遊びは一体、どのような機能を果たしていたのか?近世に移るにつれ抑圧・管理の対象となっていく、数々の“遊び”の姿と、それが担っていた絶妙な社会的仕組みに迫る。

目次

第1部 遊びの宇宙(子供の遊び;大人の遊び;遊びのプロフェッショナル;動物遊び)
第2部 遊びと社会(習俗のなかの遊び;労働と余暇;遊びと社会関係;横溢する遊びの精神)

著者等紹介

池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。フランス国立社会科学高等研究院留学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。西洋中世史専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

碧月

5
「遊び」から見た中世史。遊びが社会でどのような役割をしていたか、現代の「労働」や「真面目」な生活と対立するものという考えへとどのように変化していったかをみる。チェスが数少ない男女平等のスポーツであり、盤上の上で駆け引きが行われていたというのが面白かった。ただ繰り返しが多く、わかりにくいところもある。2013/03/04

陽香

1
200311102013/07/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/496504
  • ご注意事項

最近チェックした商品