資本主義の未来

資本主義の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 467p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484961125
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0036

目次

新しいゲーム、新しいルール、新しい戦略
経済の地表―所得と富の分配
第一のプレート―共産主義の崩壊
第二のプレート―人間主体の頭脳産業の時代
第三のプレート―人口の増加、移動、高齢化
第四のプレート―グローバル経済
第五のプレート―覇権なき世界
経済の地殻変動
インフレ―死火山
日本―世界貿易と環太平洋の大きな活断層

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

78
今から20年以上前にアメリカの経済学者が書いた、世界の将来の動向を経済を中心にすえて描いたものです。ある程度予測されていたとはいえ、ここに書かれていることは現実化されているもので、今読んでもかなり納得性あるいは説得性のあるものだと思います。何度目かの再読ですが、何か思いつくことや発見があります。2015/09/16

TEDDY曹長

5
資本主義の行き着く姿がどうなるのか?作者のレスター氏が表現したかった事は何か?と何回も再読していますが、その時の経済情勢などにより毎回違った感想を持つ本です。

ふら〜

2
財産の最大化を目指すことで、個人主義が蔓延り政府も社会保障や社会投資を削減していくという資本主義の潮流を描く。30年近く前の本であるが、なんか変わっていないというか、現在にも当てはまる点は多い。中間層がどんどん疲弊し(政府が中間層を育てないといけないがその機能も低下している)、富裕と貧困の二層分離になっていくというのも実感に沿っていると感じるわね。2023/02/12

Shinya Fukuda

2
20年以上前の本。社会主義が崩壊し競争相手がなくなった資本主義がどうなるのか予想する。著者は進化論的に平衡断絶期だという。環境の激変に対応したものだけが生き残るという。当時の日本はバブル後の停滞期だった。それは今も続いている。しかし最も上手く環境に適応していた。この種は最も変化に弱い。最も変化を必要とされるのに変化できないからだ。資本主義を脅かす敵はいないが衰退はあるという。古代のエジプトや中国の崩壊はこの経過を辿った。一方楽観的な未来もある。技術革新が社会に変化をもたらすことだ。この予想は当たっている。2022/02/03

chiro

1
1996年に上梓されているので今がその未来なのかもしれないが、当時彼が警鐘を鳴らしたことが現実として目の前にある反面、世界的な異次元金融緩和に代表されるような当時としては禁じてであった施策も現前としており、時代の変化への対応を感じさせる。しかしながら、当時から懸念されていた格差の拡大は今も留まる気配はなく分断化と共に政治的な課題にまで拡大している。2018/01/15

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