帝国の興亡〈下〉―ロシア帝国とそのライバル

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  • サイズ B6判/ページ数 421p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532164331
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

出版社内容情報

北方ユーラシアにおいてロシア帝国はいかに興隆し、滅亡したのか。大英帝国、オスマン帝国、ハプスブルク帝国の崩壊との比較をまじえて帝政ロシア、ソビエト帝国の興亡を描き、21世紀におけるロシアを展望する。

内容説明

ロシア帝国は、ライバルの帝国と何が違っていたのか。ソ連は、帝国として、どのような特質を持っていたのか。ハプスブルク帝国、オスマン帝国、大英帝国、ソビエト帝国の衰亡には、どのような共通性と違いがあったのか。帝国の崩壊から、現代国際社会の「深層」が見えてくる。

目次

第3部 ロシア(ロシア帝国―宗教、民族、地政学;帝政ロシアとロシア人;ツァーリ帝国―パワー、戦略、没落;ソビエト連邦)
第4部 帝国以後(帝国以後)

著者等紹介

リーベン,ドミニク[リーベン,ドミニク][Lieven,Dominic]
英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授。現在、政治学部長を務める。ブリティッシュ・アカデミー・フェロー。近現代ロシア史の気鋭の研究者として世界的に知られる。1952年シンガポール生まれ。1973年英ケンブリッジ大学史学科を首席で卒業。米ハーバード大学ケネディ・スクール・スカラー、LSE政治学部講師をへて現職。東京大学、ハーバード大学客員教授、独フンボルト・フェローを歴任

袴田茂樹[ハカマダシゲキ]
青山学院大学国際政治経済学部教授。現在、国際政治経済学部長を務める。1944年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。モスクワ大学大学院修了。東京大学大学院国際関係論博士課程単位取得退学。プリンストン大学客員研究員、モスクワ大学客員教授、東京大学大学院客員教授を歴任。専攻は現代ロシア論、ロシア社会論

松井秀和[マツイヒデカズ]
1968年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。同大学院国際政治経済学研究科(国際政治学専攻)修士号取得。現在、通信社勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

29
下巻はロシア、ソ連を中心にした分析が非常にきめ細かくなされています。ハプスブルグ家やオスマン帝国との関連性も書きながらわかりやすく書かれています。これを読むとロシアという国は体制がいかに変わろうともその膨張政策というのは絶対に亡くならないということがよくわかります。2014/11/24

Shinya Naito

1
初回読了。感想は、後日記入。2/18追記。この下巻を読んで、なぜ、今頃になって、プーチンが統治するロシアがウクライナに侵攻したのか?、その理由がわかる気がしてきた。そういう意味で、本書は良著といえる。現在のロシアは、ソ連崩壊後、順調に議会制民主主義と自由市場経済に基づいた西側諸国のような国民国家に成長できると考えるのは、あまりにも甘い幻想である。ゴロバチョフやエリィツィンが一方的に放棄していたソ連崩壊後の帝国維持への揺り戻し作業をプーチンが、今になってやっているのだと良く理解できる。 2023/02/16

Studies

0
良書2018/12/29

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