出版社内容情報
遺伝子組換え作物の流通消費等多方面への影響と非遺伝子組換え作物へのシフトを実証的に検証。
内容説明
表示義務の導入を決定した1999年8月以降の関連業界をめぐる動きについて、これを穀物フードシステムという視点からとらえ、川上(アメリカやカナダにおける生産者や流通業者)から川下(日本における食品加工メーカーや畜産農家、流通業者)における対応状況、特に非遺伝子組換え作物へのシフト、そしてこれからの分別流通システム構築とその多方面への影響について実証的に検証した成果が本書である。
目次
穀物フードシステム再編に対する農業・食料社会学の分析視角
アメリカにおけるバイオインダストリーの展開とGM作物
アメリカにおけるGM作物の普及とその背景
農業における工業化の展開とバイオテクノロジー
穀物流通・加工部門における集中化と流通システムの変化
Non‐GMOにおける分別流通管理(アメリカ国内;日本国内)
結論
日本における20世紀農業・食料システムとフォーディズム