内容説明
今日的な「食料・食品問題」を学際的に研究しようと農業経済学、食品経済学、食品マーケティング、食品製造工学、食品栄養学など多彩な学者・実務家で組織している日本フードシステム学会では、1998年6月20日、東京大学大学院農学生命科学研究科の第8講義室において“現代の「食」を考える”と題するパネルディスカッションを開催した。本書は、その内容を取りまとめたものである。
目次
1 パネルディスカッションの課題と進め方(討論課題とその内容;討論の進め方)
2 各パネリストからの発言(農業生産者の立場から;食品製造業の立場から ほか)
3 質疑応答と全体討論(「食」の現代をどうみるか―遠く離れた「食」と「農」の距離;42%にも下がった食料自給率と食材としての国産農産物―「川中」の食品産業と「川上」の農業とどう連携させていくか ほか)
4 討論会場で提出された「質問・意見票」