内容説明
「白衣の天使」から健康管理のエキスパートへ!本書は、看護職が法によって専門職として徐々に認知されてきたフランスの事情を紹介しながら、看護の歴史を辿り、その教育制度や職務内容の変遷について解説してゆく。ウイルス疾患や臓器移植の増加、高齢化社会など看護職を取りまく環境が変化しているなか、必携の入門書。
目次
序章 看護師という職業の出現(看護の役割の歴史(女性性、従順さ、奉仕)
職業としての看護の芽生え(見習い期間、規則) ほか)
第1章 看護の基本理論と意義(看護の定義、そして今日的概念;看護実践)
第2章 職業の構築と職業のアイデンティティー(教育養成と職業訓練;看護活動と日常業務 ほか)
第3章 看護学分野の認知(看護学と職業文化;決定機関における看護師たちの地位)
著者等紹介
久世順子[クゼジュンコ]
1938年生、早稲田大学大学院文学研究科博士課程認定退学(仏文学専攻)。杏林大学保健学部教授を経て、杏林大学名誉教授
刀根洋子[トネヨウコ]
1949年生、杏林大学大学院保健学研究科博士後期課程修了(保健管理学専攻)、保健学博士号取得(杏林大学)。現在は日本赤十字看護大学教授、母子保健・看護学専攻
平尾真智子[ヒラオマチコ]
1953年生、日本女子大学大学院文学研究科博士後期課程認定退学(教育学専攻)、博士号(医学)取得(順天堂大学)。現在は東京慈恵会医科大学医学部看護学科助教授、基礎看護学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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