内容説明
マルコ・ポーロの「東方見聞録」から19世紀の極地探検にいたるまでの、近代世界における地球像=世界観の劇的な変化を、人間の夢と情熱と冒険のドラマをたどりながら、220におよぶ地図と、数多くの探検者たちをとおして描く名著の待望の全訳・決定版。
目次
第1部 東洋への道(マルコ・ポーロと地図製作者たち;インド諸国へのポルトガル人の航路)
第2部 西方への道(カタイが、新世界か?;16世紀の新世界)
第3部 北方への道(北東航路;北西航路)
第4部 香料諸島とカタイ(香料諸島をめぐるヨーロッパ諸国の争い;16世紀と17世紀の《極東》)
第5部 南海(南海のスペイン人;オランダの南の大陸探求;ジェイムズ・クックと太平洋地図の作図の作製)
第6部 大陸と極地(北米の海から海まで;アフリカの河川;19世紀の極地方)